北の道 Camino de Santiago 2016 vol.3



次の日。朝のCOSTA

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昨日のアルベルゲに可愛い若い(大学で犯罪学を学んでいる!
という)女の子がいて、一緒に歩いていたら、
途中で出会った活力のある散歩中のおじさん。

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このおじさん、北のルートをよく知っていて、
色んなことを早口で教えてくれた。
彼が「この町の朝食はうまいよ、海を見ながらね」と言うので
私は女の子と別れて、ここで朝食をだらだらと食べることにした。

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お馴染み "BAR"の矢印。と、私の荷物。

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山を越え、川を越え、次の町でありつけた昼食。
お腹が空きすぎて道中倒れそうだった。
という腹具合に、冷たい白ワインがしみる。

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今夜泊まる町に重い足を引きずりながら着いたら、すでに夕方。
こどもたちがはしゃいでいる。

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転ぶなよ (おそらくバスク語)、というサイン。
「もうすでに何度も転んでるよ(、私の人生)」
としみじみ思う巡礼。

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ヤコブ様のいるサンチャゴには着かない今回のカミノ。
本当だったら、全部歩くのであれば、
これから、足にマメができたり、色んな象徴的な風景や人に出会ったり
巡礼っぽくなっていく訳だけど、
私はもう日本のお家へ帰り、また日本の生活に、
日本の時間に飲みこまれていく。。。

その「生きていくこと」こそ、本当の巡礼なんだぞ。



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北の道 Camino de Santiago 2016 vol.2



やっと見つけた最初の矢印。
この黄色い矢印に再会したことに感激。

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最初に会った巡礼者。
彼は石畳を歩く痛さを愛おしくかみしめるように、ゆっくり。ゆっくり。

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”北の道”は、矢印の指示がきめ細かく感じた。
以前の”フランスの道”の矢印は、結構いい加減で表示でよく迷ったけど、
あれも巡礼そのもの。

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乾いた白い小道。

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暑いのだよ。太陽が容赦ないのだよ。

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と思ったら、天気急変。すごい雷・すごい風・すごい雨。

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ちょうど小さな町に着いた直後の嵐だったので、
どこかのお家の軒下で雨やどりができた。
朝からずっーと、野山ばかり歩いてきたので、
私はなんて運のいい巡礼者なのでしょ。

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天気急変。青い空と葡萄畑。
道中、”巡礼は人生の縮図”というようなシーンによく出くわすが、
今回3日間だけだったのに、だったからこそ
凝縮されて目まぐるしく、次々と色んな場面が登場する。

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これが北のルート特有の景色、COSTA(海岸)

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アルベルゲ。巡礼宿のこと。
安いけど、男女共用のトイレ・シャワー。
ベッドも老若男女隣同士。
これが、私は特に嫌とは感じず、
色んな人との出会いが楽しくて
これこそがカミノの醍醐味で
アルベルゲに泊まるのがやめられない。


”北の道”のアルベルゲは、数も少なく、
また巡礼者以外の旅人たちも泊まっている。

夜遅く、私の2段ベットの上にミシミシと到着した男は
はてどんな人だったのか?

朝起きて「やあ、おはよう」でお互いの正体が分かる。
バレンシアに住むその初老の男はカッコよかった。
ノルウェーまで車を飛ばし、そこからゆっくり写真を撮りながら
南下してここまで来た、と。
見せてくれたカメラは私と同じCanon。
綺麗なオーロラの写真を見せてくれた。





北の道 Camino de Santiago 2016 vol.1



私は西に向かい、世界遺産の道、
3度目のスペインのカミノ・デ・サンチャゴ 。



1回目は、2008年。全行程 800km. 26日間
この1回目の歩き巡礼、私の人生観を180度ひっくり返した。
http://plaza.rakuten.co.jp/lunareina/diary/200808180000/



2回目は、2011年。 全行程 650km. 21日間
1回目の感動が忘れられず、同じ道を今度は真冬に。
季節が違うだけで、こんなに違う旅になるとは。
2回目の歩き巡礼、1回目を超えちゃう感動。
http://plaza.rakuten.co.jp/lunareina/diary/201102050001/





3回目、2016年の今回。 全行程70km. 3日間のみ。
日本の生活にどっぷり浸かって、逆カルチャーショックに
悩んでいたことさえ忘れて、色々な大事なことさえポロポロ
手から頭から心からこぼれ落ちていくような日々の真ん中で、
5年ぶりに道(camino)に会いにやってきた。

しかも、前回・前々回とも違う北のルートを辿る道。
サンチャゴのゴールを目指さない、散歩チックなカミノ。


しかも、荷物が、、、
バックパックとはいえ、寝袋も持ってるとはいえ、
その前にフランスでワインをかっ喰らうマラソンとかに出て
ヘラヘラ遊んできたから、
大事なワイン2本を持ちながらの巡礼である。







24時間リレー



『剣にかぎらず物事には万策尽きて窮地に追いこまれることがある、
 そのときは瞬息に積極的行動に出よ、
 無茶でもなんでもいい、捨て身の行動に出るのである、
 これがわが流儀の極意である』 司馬遼太郎 坂の上の雲(八)より  




 いつもこれは素敵な言葉だと思っている。

 自分が無我夢中になっている時、
  無色透明な落ちついた気持ちの時、
   または何も考えていないようなリラックスしている時、

    例えば、走っている時など。。


 読んだ本の中のことばが、突然腑に落ちる瞬間があり。
 本当に突然思い出されて、
 関係ないようなところで、本当に突然理解する。
 
 だから、
 今ここに書いた。




 今年も24時間リレーに出た。
 仲間たちとタスキをつないで、午後1時から
 翌日の午後1時まで走る大会。

 メドックマラソンの興奮が冷めやらない私は
 ここ日本でも仮装がやめられなく、
 待機所でタスキを受ける順番を待つ選手たちの中で

        たいそう浮く。



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  無茶でも無知でもなんでもいい、これがわが流儀の極意である。。。



 

 

旅の相棒


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マラソンの翌日、




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相棒ミニーと、世界遺産の街・ボルドー散策。




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一番行きたかった銘醸地サンテミリオン。
葡萄畑の前でワハハ ♪




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いつでもワインのある夕食。




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マラソンで赤ワインばっかり呑んでたから、さすがに白。
ボルドー産白ワインも大好き。




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また電車を乗り継いで
スペインはサン・セバスチャンへ。




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彼女も私に負けずカメラ好き。




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BAR物色中。。。




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ピンチョス!これがあの San Sebastian のBAR文化ね。




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メドックマラソンのTシャツ着てたら、
この街を歩いていた若者も着ていて
すれ違いざまに私に親指を立てた。
「君もあのクレイジーなマラソンに出たのかい?」
という暗黙の言葉のいらない会話が嬉しかった。




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相棒とも今夜でお別れ。
明日から彼女はフランスの南に、私はスペインのちょっと西の方へ。




普段、日本も海外も一人で旅することが多いが、
今回リズムの合う相棒がいて格別な楽しさがあった。
お互い放っておいても平気。
お互いよく食べる。
お互いよく歩く。
お互いよく写真を撮る。

そんな人と旅の途中でバイバイとは、こんなに淋しいもんなんだ。